2011年8月21日日曜日

The tourist ツーリスト(2010)

<Review in English>
Although this movie got a low rating, I enjoyed it very much.
I like the movies which don't use the latest computer graphic techniques and digital gadgets in the story.
You can enjoy a wonderful journey in Venice as you're traveling with Angelina Jolie and Johnny Depp.
Elise(Angelina Jolie)はFrank(Johnny Depp)に列車内で声をかける 

<Plot>
It begins with Elise(Angelina Jolie).  She is the girlfriend of Alexander Pearce (a mysterious, unseen) who is an international thief that seals from incredibly rich gangsters.  Everyone is looking for him, including the British  Secret Service as well as some gangsters who want revenge on him for taking their money.  Elise is instructed by Pearce to go Venice by letter.  What an old fashioned style!  He never sent a text message from his mobile phone.  In his letter, he writes "Get on a train to Venice, choose a stranger that looks like me and make the gangsters and the secret service believe it is me".  So she picks Frank Tupelo(Johnny Depp) on the train.  Frank is an American tourist.  He is a math teacher from Wisconsin.  He looks a little unsophisticated and boring.  After that , Frank and Elise spend the night at a hotel in Venice.

The movie was directed by Florian Henckel Von Donnersmarck, who made the Academy Award winning: "The lives of Others".
It's my favorite.  It was a heavy human drama.
It's strange for him to move from that dramatic weighty film to something to light and frothy.
The whole story a suspense.  However, I didn't need to keep on my toes until the surprise ending. There are boat chases and gun fights, but they were underwhelming.
There are quite a few funny moments (Johnny speaks Spanish in Italy) There was some clever wit in the movie.  I saw Frank like Jack Sparrow.  The story line of the movie is predictable but it does manage to surprise it's final moment.
I recommend this movie to movie fans who get terribly frustrated by the current noisy fast paced movies.  It was more interesting than I thought.
ビッグスター2人(Johnny DeppとAngelina Jolie)で周るベニスの景色は最高

Johnny Deppは野暮ったい冴えないアメリカ観光客。でもさすがJohnnyのウイットの効いたジョークは健在

<レビュー日本語>
この映画は評価は低かったのだが、最近のCG満載の映画ややたらとデジタル機器が出てくる映画はあまり好きでないので私個人としてはとても楽しめた。
あたかもアンジェリーナ・ジョリーとジョニー・ディップとベニスを旅しているようなそんな素晴らしい映画である。
Elise(Angelina Jolie)はAlexander Pearce(恋人)からの手紙の指示に従いVeniceへ向かう

<あらすじ>
まずエリーゼのシーンから始まる。彼女はアレキサンダー・ピアス(謎に満ちた男、画面には一度も登場せず)の恋人。アレキサンダー・ピアスは大金持ちのヤクザから大金を盗んだとして国際指名手配を受けた窃盗犯。また英国秘密諜報局からも同じように脱税で追われている。エリーゼアレキサンダーから手紙でベニスへ行くよう指示される。なんと、今時手紙なんて古臭い。まぁそこは携帯からのメールというわけではないのだ。彼の手紙によれば、「ベニス行きの汽車に乗れ、自分に似た(体つきや風貌)男をナンパせよ。そうすればヤクザや英国秘密諜報局もそいつが自分だと思うだろう」ということだった。そんなわけでエリーゼはフランクを車中でナンパする。フランクはごく普通のアメリカ人観光客で野暮ったい冴えない男だった。その後、二人はベニスで一夜を共にするが。。。

この映画を作ったのはアカデミー賞で外国映画賞を受賞した「善き人のためのソナタ」の監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクである。この映画はお気に入りの映画。非常に重厚な人間ドラマなのだ。そこでちょっと変だなと思ったのが、何故急にドラマチックな重い人間ドラマから軽めで内容もちょっと浅い路線に変わってしまったのかなぁと。
全体的な話の流れはサスペンスだが、驚きのエンディングまではハラハラドキドキすることはない。ボートでのチェイスや銃の撃ち合いもあるのだが迫力不足。面白い一面もある。ジョニーがイタリアでスペイン語を話すのだ。このあたりはこの映画のちょっとウィットに飛んだ面白い場面である。フランクがジャック・スパロウ的な部分が見れたのは良かった。話の流れは予想できてしまうのだが、思いがけず最後のエンディングには驚いた。最近の早いスピードの騒がしい映画に嫌気がさしてしまっている映画ファンにはお勧めに映画である。想像以上に面白かった。


<追記 アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・ディップの組み合わせ>
最初はFrak役はトム・クルーズだったらしい。しかし、何らかの理由でジョニー・ディップに変更された。結果オーライではないだろうか。最初はこの2人どうかな?と思ったが、作品を見てみるとなかなか良い相性だと思う。
またオリジナルは2005年のフランス映画『アントニー・ジマー』という作品だそう。
20年くらい前ならきっとこのテンポ、この仕掛けでも十分だが、最近のスピード感ある迫力ある映像に目が慣れた人にはちょっと物足りないかも。それでも2大スターの競演でそれも十分カバーされるほど面白い作品に仕上がっている。特に最後は皆驚くはずだ。伏線探しも面白い。










2 件のコメント:

  1. 失礼致します。コメントを読ませていただいて、鑑賞したくなりました。ベニスの景色が見れる映画って魅了されます。dramatic weighty film to something to light and frothy といった表現も学ばせていただきました。ありがとうございます!

    kpb81

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  2. Kpb81さん、コメント有難うございました。評判はイマイチだったこの映画ですが、思ったより面白かったです。ぜひご覧になってみてください。

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