2011年8月6日土曜日

The Sisterhood of the Traveling Pants 旅するジーンズと16歳の夏 (2005)

<Review in English>
This movie is a typical chick flick.  Most men wouldn't understand the excitement of the the movie.  This is a particular way of seeing the world among teenage girls.
Actually, I watched the sequel "The sisterhood of the Traveling Pants 2 (2008)" first.
I recommend to watch them in chronological order.
”16歳の夏”を先に観るべし


Storyline
Tibby (Amber Tamblyn), Lena (Alexis Bledel), Carmen (America Ferrera) and Bridget (Blake Lively) have been best friends since childhood.  In the beginning of their summer vacation, they find a pair of jeans that fits each one of them perfectly; they decide to share the pants as a magic symbol fo their friendship and form a sisterhood with manifesto for ten rules.  Bridget travels to a soccer camp in Mexico and she has a crush on the coach Eric, who is older than her.  Lena visits her family in Greece and has a crash on the local fisherman Kostas and finds that there is a feud between their families.  Carmen travels to South Carolina to spend the vacation with her father and she finds that he will marry the divorced Lydia.  Tibby stays in town working in a supermarket to raise money to buy new equipment for her documentary and is befriended by the twelve old Bailey that is very ill.  After their vacation, they grow-up and their friendship remains as solid as ever.


ブリジットはメキシコでのサッカーキャンプに参加し、そこで偶然に巡り会った大学生のコーチであるエリックに夢中になることで、悲しみの埋め合わせをし現実から逃避する。


The jeans which fit them perfectly even though they are different sizes and shapes are the key element as a bond of friendship. They mail the pants back and forth to each other during the summer.  I enjoyed the four girls' summer episodes.  Each girl learns her own lesson and experiences her own things. I recommended this movie to young teen girls.
夏休みに祖父母の住むギリシャを訪れコスタスと出会うリーナ、内気でおとなしいリーナだったが勇気を持って殻を破ることによって、様々なことに気づき次第に自分の本来の姿を発見していくことになる。

ティビーは、町に残ってアルバイトをしながら、平凡な人達が退屈な仕事をし、意味のない人生を送っている姿を映し出した“ミジメンタリー”の制作をすること。

The movie is based on the young adult book, written by Anne Brashares. I haven't read it.  But I will read it someday.

<レビュー日本語>
この映画は典型的な女性向け映画というところ。多くの男性はこの映画の良さを理解できないかもしれない。これは10代女子の独特の世界なので、理屈じゃない。実は「旅するジーンズと19歳の旅立ち」の方を先に観てしまった。このシリーズは制作順に16歳⇒19歳の順に観ることをお勧めする。


あらすじ
ティビー(アンバー・タンブリン)、リーナ(アレクシス・ブレデル)、カルメン(アメリカ・フェレーラ)そしてブリジット(ブレイク・ライヴリー)は子供のころからの親友4人組。夏休みの初め、4人の誰にもぴったり合うジーンズを見つける。そして友情の証としてのその魔法のジーンズを持ち回りで履く事を決めるのだった。それには友情のための10の掟があった。ブリジットはサッカーのキャンプでメキシコへ行き、年上のコーチのエリックに夢中になる。リーナは親戚のいるギリシャを訪れ、地元の漁師であるコスタスに夢中になるが、コスタスとリーナの家族は不仲であることを知る。カルメンはサウスキャロライナへ行き父と過ごす予定だったが父が離婚歴のあるリディアと再婚をすることを知る。ティビーは街に残ってドキュメンタリー映画の撮影のための機材を買うためスーパーでアルバイトをしてお金を稼ぐ日々だった。そしてベイリーという重い病気の女の子を友達になる。ひと夏の経験で彼女たちは成長し、その友情は更に堅く結ばれる。


4人とも体型もサイズも違うにも関わらずぴったりあうジーンズが堅い友情を表す大事な鍵となっている。そしてそのジーンズはひと夏の間メール便で行ったり来たりする。4人の女の子のそれぞれの夏のエピソードがとても面白く大いに楽しめた。
彼女たちはそれぞれの出来事から自ら学び自ら多くを経験した。10代女子にお勧めしたい映画である。
この映画はアン・ブラッシェワーズの原作本「トラベリング・パンツ」を基に作られている。まだ読んだことはないけれどいつか読みたいと思っている。






2011年7月31日日曜日

Nowhere Boy  ノーウェア・ボーイ ひとりぼっちのあいつ (2009)

<Review in English>
This movie is John Lennon’s biopic. It depicts only a couple of years of pre-Beatles John Lennon's life in Liverpool, England.

 John Lennon (Aaron Johnson) lives with his stern guardian aunt Mimi (Kristin Scott Thomas) and his uncle George (David Threlfall) in Liverpool. At the film's beginning, uncle George dies suddenly and at the funeral John sees his biologic mother Julia (Anne-Marie Duff) who abandoned John when he was 5 years old. She has already remarried with another man and has two daughters.  She is living not far from her sister Mimi.
John seeks out Julia and discovers she is a freewheeling music buff.
Julia’s husband Bobby (David Morrissey) finds John's intrusion into his family unwelcom (they have two daughters) He tries to brush John off. However, as he becomes more fascinated with being with his birth mother, he learns banjo and guitar and gets the urge to imitate Elvis Presley - an infatuation that leads the 15-year-old John to form a band called the Quarrymen, soon joined by Paul McCartney (Thomas Brodie-Sangster) and George Harrison (Sam Bell).

John Lennonを演じるAaron Johnson、メガネをかけるとJohnに凄く似てる
I didn’t know that John Lennon has grown up in a fraught family situation and was a big fun of Elvis Presley.
The story based on a true story. It is sentimental and tragic.
I can see the young Lennon becomes a mixture of the two women (mother and aunt), both women influenced Lennon's personality—he inherited Mimi's discipline and Julia's creativity and rebelliousness.
I enjoyed the true story and music. (Beatles songs are played in the movie)
At the end of the movie, “Mother” written by John Lennon plays. I wanted to continue listening to the song.

<あらすじ>
幼い頃から伯父と伯母に育てられていたジョン・レノンは、伯父の葬儀で本当の母親がすぐ近くに住んでいることをいとこから聞かされる。育ての母・ミミには内緒で実母を訪ねるようになったジョン。彼女からギターの弾き方を教わり音楽への興味が湧くが……。
若き日のジョン・レノンにはふたりの母親の存在があった。生みの親であり彼に音楽を教えたジュリアと、育ての親であり伯母のミミ。しかし、ふたりの母親から愛情を注がれても彼は常に孤独で、その寂しさを紛らわすために音楽に没頭する。そして、ポール・マッカートニーと出会い……。ジョン・レノンの知られざる少年時代と母への想いを綴った感動作。(ぴあ映画生活より)

バンド活動を始め、JohnはPaul MaCartney,George Harrison
と出会う
<レビュー 日本語>
この映画はジョン・レノンの伝記である。ジョンがリバプールで生活したBeatlesの活動前の数年を描いた実話を基にしたストーリーになっている。

ジョン・レノン(Aaron Johnson)は厳格な保護者である叔母のミミ(Kristin Scott Thomas)と伯父のジョージ(David Threlfall)と共にリバプールで暮らしていた。映画の冒頭で伯父のジョージが突然亡くなり、葬儀でジョンは産みの親であるジュリア(Anne-Marie Duff)を見かける。彼女はジョンが5歳の時彼を手放していた。彼女はすでに別の男性と再婚しており二人の娘たちが居た。ジュリアは姉であるミミの近くに住んでいた。ジョンは実の母の家を探し、彼女が自由奔放な音楽マニアだと知る。一方、ジュリアの夫であるボビィ(David Morrissey)はジョンが家族に介入するのを快く思っていなかった。(彼らには娘2人もいたこともあり)ボビィはジョンを遠ざけようとしたが、ジョンは実の母といることに夢中になり、バンジョーやギター習う。そしてエルビス・プレスリーに惹かれるようになった。それがやがて15歳のジョンがクオリィメンというバンド(Beatlesの前身)を作り、ポール・マッカトニー(Thomas Brodie-Sangster)やジョージ・ハリソン(Sam Bell)のバンド参加に結びつくのである。

実はジョン・レノンがこのような複雑な家庭環境の中で育ったことは知らなかった。そしてエルビス・プレスリーの大ファンであったことも。戦後のイギリスもアメリカ文化特にロックンロールの影響は大きかったのだと思う。物語は実話を基にセンチメンタルで悲しい物語となっている。若き日のジョン・レノンは二人の女性(母と叔母)の影響を受けている。ミミの規律性とジュリアの創造力と反逆性だ。この実話と音楽(劇中にビートルズの曲が流れる)を楽しんだ。最後のエンドロールでジョン・レノンが歌う”Mother”が流れる。いつまでもこの曲を聞いていたい余韻に駆られた。

<追記>
この映画の女性監督Sam Taylor-Wood(44歳)と主演のAaron Johnson(21歳)が婚約中で二人の間には既に1歳の女の子がおり現在第二子を妊娠中と知り驚いた。歳の差なんと23歳。
Aaron Johsonと言えば”Kick Ass”で人気がブレイクした英国の若手俳優。若くして早めに身を固めた彼の今後の作品に期待したい。
主演のAaron Johsonは監督のSam Taylor-Woodと婚約中、2人の間にはすでに1歳の女の子がいる



Mother, you had me but I never had you
I wanted you but you didn't want me
So I got to tell you
Goodbye goodbye
Father, you left me but I never left you
I needed you but you didn't need me
So I just got to tell you
Goodbye goodbye
Children, don't do what I have done
I couldn't walk and I tried to run
So I got to tell you
Goodbye goodbye
Mama don't go
Daddy come home

母さん 僕はあなたのものだったけど
あなたは僕のものじゃなかった
僕はあなたを求めていたのに
あなたは僕を求めてはいなかった
だから 僕はいうんだ
あばよ さよなら
父さん あなたは僕を見捨てた
僕はあなたを見捨てなかったのに
僕はあなたを必要としたのに
あなたは僕なんか必要としなかった
だから 僕はいうんだ
あばよ さよなら
子どもたちよ 僕のやったことを
繰り返してはいけないよ
僕は満足に歩けもしなかったのに
無理に走ろうとしたのさ
だから 僕はいうんだ
あばよ さよなら
ママ 行かないで
ダディ 戻ってきて
(山本安見 訳)

2011年7月21日木曜日

第3回ヴァーチャル夏休みへの参加

この度、Twitterでフォローさせていただいている100 WISH LISTさんの企画「第3回ヴァーチャル夏休み」に参加することにしました。
今、行っている英語学習は

  • NHKラジオ 英語5分間トレーニング 聞き流し、音読する程度
  • NHKラジオ 実践ビジネス英語 聞き流し、判らない単語を書きとめる程度
  • iKnow 語彙増強のため
  • 週に一度の会話講師(英国人)とのマンツーマンレッスン 
  • 英語の映画、ドラマを必ず週に1本は観る
という感じです。
上記のうち、NHKラジオの2つの番組については単に聞き流しで終わってしまうことが多かったです。
聞き流した⇒やったつもり、身に付いたつもりになっていました。
「5分間トレーニング」はもっと掘り下げて、音読、リピーティング、ロールプレイ、オーバーラッピング、シャドウイング、ディクテーションにチャレンジしたいと思います。これだけでも集中すればかなり濃い内容になると思っています。
実践ビジネス英語については内容が難しいので、パーフェクトは求めず語彙だけでも深堀りしたいと思います。
新たにあれこれ手をつけるより今やっている教材を深く掘り下げることが今回の目標です。
NHKは良質な教材を提供していますが、徹底的に使い倒しているかというとそこまではやっていなかったので、ぜひこの点を中心に頑張りたいと思います。
他の参加者のみなさんの学習方法も参考にし良いものは取り入れ、途中軌道修正もありとしながらひと夏過ごしていきます。
参加者のみなさま、よろしくお願い致します。
夏の八ヶ岳、さわやかなひと夏になりますように

2011年7月17日日曜日

Personal Effects ラブ・クライム

<Review in English>
This movie was more interesting than I thought.
I don't know why this movie wasn't screened in Japan.
Walter (Ashton Kutcher) is 24 years old, a wrestler on the national team.
He comes home to help his mother (Kathy Bates) after his sister was raped and murdered by a mentally ill man.  He takes a dead-end job handing out flyers in front of a pizza restaurant.
He goes to the trial of the accused murderer and meets Linda (Michelle Pfeiffer). Her husband was murdered.  They become friend.  Linda is raising a teen son, Clay, who is deaf.  Clay is a little naughty, so Walter gets Clay into wrestling.  Linda accompanies him to events at a center where she works.  They wait for the verdicts.  How do they handle their grief?
Walter (Ashton Kutcher)
 falls in love with Linda (Michelle Pfeiffer)

Walter is broken-hearted. 
I have a stereotyped imaged of Ashton Kutcher.  He usually gets to play handsome romantic fellows in the romantic comedies.  However, he played a sad young man who is introverted and broken-hearted.  I was surprised because his performance was excellent.  I've changed my opinion of him.
I like the story line and the twists at the end.
The movie depicts the sadness of the victim's families very well.
<あらすじ>
レスリングのナショナルチームに所属するウォルターは、双子の姉をレイプ殺人で亡くして以来、母と姪と三人で静かに暮らしていた。一方、酒に酔った男に夫を撃ち殺されたリンダは、耳の不自由なひとり息子のクレイと共に生活をしていた。ある日、ウォルターは練習の合間に訪れた裁判所でリンダに出会う。心に傷を抱えた二人はまるで魂が呼び合うかのように惹かれ合い、ウォルターは父を失った喪失感で内気なクレイともレスリングを通じて交流を深めていった。数週間後、姉殺害事件の判決が下る。それは証拠不十分で容疑者は無罪という信じ難いものだった。憤りを隠せないウォルターと彼を慰めるリンダの姿を見たクレイは、父親の形見である銃を手に、釈放された容疑者の家へ向かっていた・・・。
<レビュー 日本語>
この映画、思ったより面白かった。何故、日本では公開されなかったのかな。
ウォルター(アシュトン・カッツチャー)は24歳、全米代表のレスリングの選手である。妹がある精神障害者にレイプされ殺された後、故郷に帰ってきた。しかしピザレストランでチラシを配るアルバイトをする情けない日々。被告の裁判のため裁判所に通ううちにリンダ(ミッシェル・ファイファー)と知りあう。彼女も夫を殺されていた。二人は意気投合。リンダにはティーンの息子クレイがいたが、耳が聞こえない障害があった。クレイ(息子)は少し乱暴者でウォルターはレスリングやるようを勧めた。一方、リンダはウォルターを彼女が勤めているセンターのイベント連れて行く。二人はそれぞれの裁判の行方を待っていた。
はたして二人はどのように悲しみを乗り越えるのか?
アシュトン・カッチャーと言えばお決まりのイメージがあった。いつもラブコメではハンサムでロマンティックな役どころ。しかし、今回は内向的で失意の若き青年というちょっと今までにない役柄。それをすごくうまく演じていて、見直した。彼に対する見方も変わった。(単なるハンサムだけがウリじゃないのね)話の筋も気に入ったし、最後のどんでん返しもなかなか良かった。
殺人事件の被害者の悲しみをうまく描けている作品だと思う。
<雑記>
オリジナルの”Personal Effects"はどういう意味か調べてみると所持品・身の回りの品とある。このストーリーから何故このタイトルがついたのか不明。

2011年7月1日金曜日

MY BIG FAT GREEK WEDDING マイ・ビッグ・ファット・ウェディング

<Review in English>
This movie is a very simple, funny romantic comedy. Toula is 30 and Greek. She works in her family's restaurant in Chicago. Her father wants her to get married to a nice Greek boy and have a lot of babies.
However, Toula is looking for more in her life. She wants to study computer science at college. Her father says Toula is already smart and doesn't need to study more. Her mother convinces him to let her take some computer classes at college. She takes over her aunt's travel agency with those classes under her belt.
She meets Ian Miller, high school English teacher , a typical WASP, in the travel agency. They had met in her restaurant before. She didn't have any sexual appeal and wore no makeup at all. She also had made a fool of herself then. She gains the courage to break out of her introverted shell and gradually changes herself into a lovely woman. That is when her story begins. If she hadn't gone to college, she wouldn't have seen Ian.
They date secretly for a while before her parents find out about their relationship. At first, her father is opposed to her dating Ian because Ian is not Greek. Finally he accepts him. Meanwhile Ian has to accept Toula's huge family.
This movie indicates the difficulty of international marriage. One has to follow another's culture and customs.
In this film Ian got baptized in the Greek Orthodox Church. It's difficult for me to find such a nice broad-minded man.
最初はひどく冴えないトゥーラだったが。

マイ・ビッグ・ファット・ウェディグあらすじ>
低予算ながら口コミで広がり全米で思わぬロングラン大ヒットを記録し話題となったロマンティック・コメディ。ギリシャ系の家庭に育つ冴えない女性が非ギリシャ系のアメリカ人男性と結婚することになったことから、その強烈なカルチャーギャップが巻き起こす騒動をユーモラスに綴る。主演のニア・ヴァルダロスが自身の体験を基に自作自演した一人芝居がトム・ハンクス夫妻の目に止まり、彼らのバックアップで映画化が実現。
ギリシャ系アメリカ人のトゥーラは、内気な性格と地味な容姿のせいか、恋愛に縁のない冴えない毎日を過ごす独身30歳。“ギリシャ人の男性と結婚して子を授かり、死ぬまで家族の食事を作ること”がギリシャ女性のすべきこととされる世界にあってこれは一大事。ギリシャ料理レストラン“ダンシング・ゾルバ”を営む両親にとって娘トゥーラの結婚は今や最大の心配の種。ところがある日、父のレストランで働いていた彼女は、店にやって来たハンサムな男性に一目惚れしてしまう。これをきっかけに、トゥーラは一念発起、これまでの自分を変えようと決意するのだった…。
自ら行動して自分を変え、イアンと出会うトゥーラ

<レビュー 日本語>
この映画はとってもシンプルで面白いロマンティックコメディーというところ。ツゥーラは30歳のアメリカのシカゴに住むギリシャ系アメリカ人。シカゴで家族が経営するレストランを手伝うツゥーラ。彼女の父はギリシャ人の男性と結婚し子供をたくさん産んでほしいと願っていたが、彼女には自分の人生に何か別のモノを求めていた。大学でコンピュータを学びたいと思っていたが父はトゥーラはすでに賢いのだからもう大学など行く必要がない」と反対。母がなんとか父を説得して大学に行かせてくれた。彼女はコンピュータのスキルを生かし叔母の経営する旅行代理店で働くようになる。そんな時、店の前でイアン・ミラーに出会う。イアンは高校の英語の教師で典型的なWASP(ホワイト(白人)・アングロサクソン・プロテスタント(White Anglo-Saxon Protestant)実は以前に彼らは彼女の家族が経営するレストランで会っているのだが、その頃のツゥーラは色気も化粧っ気もなく、彼の前で馬鹿をやってしまうという失態を演じていた。その後、彼女は勇気を持って閉じこもりがちな自分の殻を打ち破り、少しずつ素敵な女性に変わっていく。この時こそが彼女の変革の物語の始まりでもある。もし大学に行っていなかったら彼女はイアンとの仲もなかったと思う。(何事もまずは行動すべし。)
彼らは暫く内緒で付き合っていたが、まもなく2人の仲は彼女の両親の知るところとなる。最初、彼女の父はイアンがギリシャ人でなかったので反対だった。結局最後はイアンとの結婚を認める。一方、イアンの方もトゥーラの大家族を受け入れなければならなかった。この映画は国際結婚の難しさを表しているなぁと思う。国際結婚の場合、一方がどちらかの文化や習慣に従わなければならない。この映画ではイアンがギリシャ正教の洗礼を受けるのだが、このような心の広い素敵な人を見つけるのは至難の業だと思った。

<イアンを演じるのはエイダン>
イアンを演じるのはSATCでおなじみのエイダン(John Corbett)。エイダンの大ファンの私としては非常に楽しめた。


2011年6月19日日曜日

Gossip Girl ゴシップガール

<Review in English>
I didn't know about this show.  I have been looking for an interesting show since I finished watching my favorite shows last month. (Grey's Anatomy and Private practice)
I found this show on GYAO, which is from Yahoo Japan, and provides some some movies and TV shows for free.
Gossip Girl is a teen drama.  However, it's not a common righteous teen drama like in Japan (Sorry I haven't watched many Japanese teen drams for a long time.  I have no idea about the recent situation in Japan)  The situation and the characters in GG are very unique.  They are students of an elite private high school in New York.  They live in a high-class residential district, the so-called Upper East Side.  They enjoyed the good life which their rich parents who help them financially.  I am surprised at their gorgeous life (Partying, Drugs, Drinking, Sex) This show is not realistic, at least in Japan.  That's the reason I can enjoy the show as a big budget soap.  I love seeing the amazing clothes, fantastic locations and great cast.

<Gossip Girlとは>
ニューヨーク・マンハッタンのアッパー・イーストサイドを舞台とし、名門私立学校に通う高校生を中心に描いた恋愛群像劇。原作本は全米で2002年に発売され、シリーズ通算で400万部のベストセラーとなった。『The O.C.』のクリエイターであるジョシュ・シュワルツとステファニー・サヴェージの製作により2007年9月からアメリカでテレビ放映が開始され、「ヤング版『セックス・アンド・ザ・シティ』」や「ポスト『The O.C.』」と呼ばれ、出演者もブレイクし、ファッションアイコンとなった。アメリカでは2010年9月からシーズン4の放送開始予定。
ニューヨーク・マンハッタンのアッパー・イーストサイド。ハイソサエティなこの街の高校生は、酒にドラッグ、パーティー、セックス、そしてお金。何でも無制限にアクセス可能。自分の体面さえ保てば、どんなにハメを外そうとお咎めなしなのだ。そして、そんな彼らの間で人気を集めているのは、正体不明の「ゴシップガール」なる人物が管理する情報サイト。街の人気者に関する目撃情報で成り立つこのサイトで、今もっとも注目されているのはセリーナ・ヴァンダーウッドセン。1年前、何も言わずに街を去りコネチカット州の寄宿学校に転校してしまった彼女が、なんと突然舞い戻ってきたからだ。長身にブロンドの完璧なセリーナは、女子なら誰もがなりたがり、男子なら誰もが手に入れたがる女の子。そんなセリーナの突然の帰還は、ゴシップ好きの高校生たちの間で大きな波紋を巻き起こす。(Wikipediaより)


<レビュー 日本語>
このドラマは知らなかったのですが、先月お気に入りのグレイズアナトミーやプライベートプラクティスが終わってしまい、何か面白いものないかなと探していたところ、GYAOで無料でやっていたので見始めました。10代向けドラマなのですが、日本的な10代向け青春モノとは毛色が異なります。(ここ数年いわゆる日本の青春モノはみていないので最近の事情はわからない)このドラマ、設定やキャラクターが実にユニークなんです。彼らはニューヨークの有名私立高校の生徒たちで、いわゆる高級住宅地のアッパーイーストサイドに住んでいるのですが、金持ちの親の援助でそれはゴージャスな生活を楽しんでいます。桁違いの金持ちぶりにかなり驚かされます。(パーティやらドラッグ、飲み会、セックスライフなど)少なくとも日本ではこの世界は現実味はないでしょう。だからこそお金のかかったドラマ、娯楽として楽しめます。きらびやかな衣装やニューヨークの有名スポット、俳優たちもなかなか素敵です。
<主人公のセリーナ・ヴァンダーウッドセン>
セリーナを演じるブレイク・ライブリーのファッションが
かなり素敵です。20代の女性にはかなり参考になる着こなしなのでは。嫌味のない美人ですね。
23歳の彼女の現在の恋人はレオナルド・ディカプリオだとか。

2011年6月7日火曜日

Black Swan ブラック スワン

<Review in English>
*This review may contain spoilers.

Black Swan is a mystery-suspense-thriller movie about the torment of a ballerina named Nina (Natalie Portman).
Nina has toiled for many years to be named the Swan Queen in the ballet Swan Lake, and her obsessive pursuit of playing the parts perfectly makes her ruin her mental stability.
As the line between hallucination and reality is blurred, it might be difficult for the audience to understand which is true.
What possessed her to do that?  It was strongly correlated with her home environment.  Nina's mother is a single mother who sued to be a ballerina.  However, she didn't become a prima donna.
She holds Nina under the obligation to become a successful ballerina.  Nina is her puppet.
As Nina was raised by an overprotective mother, she is immature and easily intimidated.
I think is was big mistake to choose such a pathetically weak person.
Nina is controlled by her mother

The central theme of this movie is the battle between light and darkness.  I think the use of ballet is outstanding as it shows pride and perfection.  Nina finds out that she must give her all in order to attain perfection.
We can't get away with doing something without having to pay for it.



<あらすじ>
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。


<レビュー日本語>
*ネタばれあり

「ブラックスワン」はニナというバレリーナの苦悩を描いたミステリーであり、サスペンスでありスリラー映画です。ニナは長年の間バレエ一筋に打ち込み、ついに白鳥の湖の主役を掴むのですが、完璧に演じようという過度のこだわりで精神的なバランスを崩してしまうというものです。幻覚と現実の境目がはっきりしないので、観客はどっちが現実?と迷ってしまうかもしれません。
何が彼女をそうさせたのでしょう。これは大いに家庭環境にあると言えるでしょう。ニナの母親はシングルマザーでかつてはバレリーナでしたが、主役を演じるほどの実力はなかったのです。彼女はバレリーナとして成功するという重責をニナに押しつけているのです。ニナは完璧に母の言いなりです。過保護な母に育てられたニナは年齢のわりに幼稚でオドオドする女性になってしまいました。もっともこのような精神的に弱い人を抜擢するのもどうかと思いましたが。(たとえ実力があっても)
この映画の主題は人間の心の明と暗なんだと思います。またプライドと完璧さを表現するのにバレエを使ったのにも非常にうまくいっています。ニナは完璧さを成し遂げるため自分の全てを捧げなければならないことを悟るのです。犠牲なくして何かを得ることは出来ないなぁとつくづく思いました。